ゼロアワーご観劇ありがとうございました。(やなぎ)

ご観劇くださった皆様へ

おかげ様で「ゼロ・アワー」愛知公演の全ステージが無事に終わりました。
愛知公演もお客様からも大変ご好評をいただき、安堵しています。
劇場で過ごした長い夏がやっと終わります。

「ゼロ・アワー 東京ローズ最後のテープ」は、
東京ローズとされたアイバ・郁子・戸栗をモデルにし、
史実とフィクションが混ざり合いながら、戦争とメディアの問題を扱っています。
欧米で、都市における女性の職業として定着したタイピストや電話交換手などは、忠実に口述されたものを一字一句正確に伝える「オペレータ」という存在であり、アナウンサーやエレベータガールも、オペレータという系譜につながる存在です。
女性をメディアそのものであるがごとくに透明化してきた列強国があり、それをそのまま輸入した日本の中が戦争を始めた時、日米2つの国の間にある女性たちが、オペレーターをすることで生き延びようとしたのは史実です。
様々な力学の中で、翻弄される人間の姿を、演劇は、ハムレットのいうところの「大鏡」で映し出し今の世を問うことが出来ます。

この作品は、
作品至上主義の精神を貫く神奈川芸術劇場のクリエイション、
最後まで自ら演技のハードルを上げ続ける俳優たちの精神力、
全国から集ってくれたスタッフや京都造形芸術大学の学生の働きと、
あいちトリエンナーレの小崎プロデューサーの歴史と芸術への造詣の深さ
に恵まれました。
またいつか再演が叶うことを願って止みません。
この作品を観て下さった全ての方々に感謝いたします。

やなぎみわ

出演者の美を保つ髪結師

9月1日
無事に千秋楽を迎えることができました。

最後に出演者全員のヘアメイクを担当したこの方を紹介します。

美容に携わって50年、、
昭和から平成にかけて2世代を生きた美容師
阿久津寛子さんです!

image (1)

背景の道具を見れば職業が一目瞭然ですね。

 

image (2)

特に女優さんのヘアメイクの様子は職人技!

今回は女優さん一人一人をみて、
その人に合うみつあみの編み込みをしています。

「だだし、この編み込みは全くの時代の結髪とは言えないが、
編み込みしかなかった時代を捩ってみただけ。」

とも阿久津さんは言っています。

役者、スタッフからは
あくっちゃん
と言う愛称で親しまれていました^^

あくっちゃん先生、役者さん、スタッフの方、
そして観客の皆さんにも、
またどこかで会えることを楽しみにしています◎

(スタッフ:山本)

本番2日目

8月31日
公演二日目が終了しました。

この日は2ステ。
夜の公演までに衣装や道具のメンテナンス、
映像・照明チェックが行なわれ、裏はバタバタ。

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道具をメンテナンスする黒飛さん

 

やなぎみわ演劇にとって重要な役割を持つイヤホンガイド。
こちらも公演が終わるたび点検を行います。
一つ一つ丁寧に見て故障がないか毎日調べています。
image (3)

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そしてもう一つかかせないのが会場の掃除。

image (6)

今回は舞台上に白いリノを使用しているため
少しの汚れも見落とせません。

 

どちらの作業も地味ですが
この公演にとってかかせない作業です。

 

(スタッフ:辻口)

本番1日目終了

8月30日
本番1日目を終えました。
満員御礼。ありがとうございます。

大雨が予定されていましたが
天候にも恵まれ、
公演後も無事に宿泊先に帰ることができました。

明日は怒濤の2ステ(2回公演)
14:00からの公演では
アフタートークも行われます。

(スタッフ:辻口)

案内嬢になるために…

はじめまして。
学生スタッフ衣装担当の山本です。

今日は案内嬢の裏側をおみせします!

写真 (1)
このスチーマーは神奈川芸術劇場KAATで大活躍だったので、
今回やなぎプロジェクトでも購入しました。

衣装のシワ伸ばしにひっぱりだこの人気者です◎

写真
今までオカッパだった案内譲の髪型がお団子になりました!

写真はスタッフが練習でお団子をしている様子です。
いつもより上品な雰囲気の案内譲の出来上がりです。

 

明日から本番です。乞うご期待!!

 

(スタッフ山本)

ゲネプロ終了!

8月29日
本日はゲネプロでした。

早くから稽古も始まり
最終調整です!
今回は複雑な動きが多いため、
繰り返し確認が行われています。

いよいよ明日から本番です!

(スタッフ:辻口)

 

会場のご案内

いよいよ明日から愛知での公演が始まります。
今回は会場となる愛知芸術劇場をご紹介します。

当劇場は「愛知芸術センター」という複合文化施設の中に存在しており、
こちらでは劇場の他にも、美術館、図書館など、
多様な芸術文化を推進する一大拠点として建設されました。

今回のやなぎみわ公演はB1階 小ホールでの公演です。
こちらは演劇、舞踏、音楽、パフォーマンスなど
ジャンルを問わない作品創造の場として使用されています。

また、可動式の客席のため、作品ごとに会場全体が変化します。
会場にお越しの際は舞台上だけではなく、
全体を見渡してみるのも面白いかもしれないですね。

アクセスも良く、最寄り駅 地下鉄「栄」駅からは徒歩3分で着きます。

 

皆様に会えるのを楽しみにしております。

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