11月7日

「1924海戦」ご観劇の皆様、本当に有難うございました。賛否様々と思いますが、見て下さった全ての方々に心より御礼申し上げます。
終演後、すぐに舞台はバラされて「築地の船」は波間の蜃気楼のごとく消えました。私もひと月以上住んだ横浜を後にし、
今夜は築地小劇場跡にやって来ました。
染井霊園にある土方与志の墓参を考えたのですが、舞台というのが一瞬の中に永遠を内包するものであるならば、それが立ち上がった場所に手を合わせるのがふさわしいのではなかろうかと思い、銅鑼の音と「前兆」の叫喚、87年前の旗揚げ公演に思いを馳せつつ、
今夜は築地に泊まっております。(やなぎ)