10月7日(金)、稽古4日目。

まずは、30分間のウォーミングアップ。
おもむろに俳優さんたちへ手渡される、木の棒。
これは「メイエルホリド式トレーニング」のひとつで、木の棒を片手でバトンのように自在に操って、反射的感応力を鍛えるものです。
メイエルホリドとは、20世紀の現代演劇における最高峰の一人のとされているロシアの演出家です。数多くの演出を手がける一方、俳優の養成にも力を入れていました。このトレーニングは「ビオメハニカ」と呼ばれ、棒を使ったもののほかに、エチュード(即興劇)など、今日の演劇を支える様々なエクササイズが組み込まれています。
30分間のウォーミングアップが終えると、早速、立ち稽古(実際に俳優さん達が動作をしながらする稽古)が始まりました。
「1924 海戦」のキーパーソンである、土方与志と小山内薫が対話するシーン。土方の夢の城である「築地小劇場」が、小山内の協力により、現実味をおびるシーンです。
新たな文化発信の拠点として、みるみると立ち上がる構想。高揚する小山内の手には、な、なんとi〇a◯2!?
まさかの最新技術。21世紀より輸入された先端機器を手にする小山内薫とは、一体どんな人物なのでしょう?※ドラえもんではないです。
過去と未来が交錯する、「1924 海戦」稽古場。
まだまだ新たな発見がありそうです。
(アシスタント清水)